Jazz Alternative

ジャズとその周辺音楽への旅

第56回グラミー、ベスト・ジャズ・インストゥルメンタル・アルバム、ウイナー! / テリー・リン・キャリントン

Terri Lyne Carrington / Money Jungle: Provocative in Blue / 2013年
テリー・リン・キャリントン / マネー・ジャングル/ No,2036

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きょうは、きのうのクリス・デイビスの “ ダイアトム・リボンズ ” で強烈なドラミングを披露していたテリー・リン・キャリントン。

 
2013年のアルバム “ マネー・ジャングル ”  。
このアルバムは、デューク・エリントン『Money Jungle』の発売50周年にオマージュを捧げたもの。

このアルバムを選ぶところが、すでに拍手もの。
オリジナルは、チャールズ・ミンガス&マックス・ローチというトリオ演奏。
いつもエレガントなエリントンが、ビッグバンドではなく小編成で過激に弾きまくったという名盤。

そしてキャリントンのメンツは、ベースがクリスチャン・マクビー、そしてピアノにジェラルド・クレイトンという布陣だ。

もちろん、グラミー・ウイナーだけあって中身も秀逸。
本家の熱さ(3人が丁々発止)にくらべて、クールな佇まい。

むしろ、アルトサックス、フルート、トロンボーン、ギター、パーカッションを加え本来のエリントンらしさを現代風に再解釈したといった内容に思える。

テリ・リンは、“ずっと脳裏から離れなかった”という、この傑作のもつエネルギーを深く掘り下げ、資本主義へのアンチテーゼとも言えるオリジナル盤の意図を汲み、スパイス的にマーチン・ルーサー・キングJr.、オバマらのスピーチを加えるなどして、新たな化学反応を起こし、挑戦的なメッセージを発しています。

 熱さを秘めたクールネス。

10歳でバークリーの奨学金を獲得した天才、女性版トニー・ウィリアムスという呼び名も今は昔、ドラムだけではなくトータルなサウンドメイクでも群を抜くカリスマの音楽を聴け。

Drums – Terri Lyne Carrington
Piano – Gerald Clayton
Alto Saxophone, Flute – Tia Fuller
Bass – Christian McBride
Flute – Antonio Hart
Guitar – Nir Felder
Percussion – Arturo Stable
Trombone – Robin Eubanks


Terri Lyne Carrington ''Money Jungle'' - Jazzwoche Burghausen 2014

Money Jungle: Provocative in Blue

Money Jungle: Provocative in Blue

  • Erin Boheme & テリ・リン・キャリントン
  • ジャズ
  • ¥1528
Money Jungle: Provocative In Blue by Terri Lyne Carrington (2013-02-05)

Money Jungle: Provocative In Blue by Terri Lyne Carrington (2013-02-05)